本「カゲロウデイズⅡ」人気ボカロ曲ヘッドホンアクターを基に作られた章。ゲーム女王のエネの行方は?


「カゲロウデイズⅡ」著者 じん(自然の敵P)
★★☆☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)
カゲロウデイズシリーズ第二作。
今回はヘッドホンアクターという楽曲が元になった章。
シューティングゲームの世界で有名人のエネこと貴音(たかね)は突然失神するという病のため特別学級にて授業を受けていた。
同じクラスにはもう一人遥という男子生徒が。
遥もやはり重い病があり通常授業ではなく特別学級に所属していた。
たった二人のクラスで文化祭の出し物を決めることになる。
二人は担任の先生の力を借り、射的(シューティングゲーム)を教室で出すことにするのだが。

カゲロウデイズII -a headphone actor- (KCG文庫)
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2012/09/29
- メディア: 文庫
人気ボーカロイド作曲家のじんが描くボカロ世界の小説第二弾。
今回は1巻に出てきた人物は後半少し出てくるだけ。
最初の方はシューティングゲームが得意な少女、たかねと男子生徒の遥が主人公。
たかねは遥に恋心を抱いているが、勝気な性格と自分の気持ちを隠してしまう性質で伝えられない。
文化祭に出し物としてPCでゲームをすることに。
たかねはシューティングゲームの全国大会で伝説を作るほどの腕前。
エネというハンドルネームで有名だった。
教室で対戦者たちとゲームをするうち、たかねがエネだとバレ、ゲーマーたちが押し寄せることに。
おかげで盛況のうち終えられたのだが、正体がばれたたかねは凹む。
なんていうか、最初のうちはあまりにティーンズ小説でちょっといらつく。
たかねがもう絵に描いたような女主人公で。
ゲーマーっていう設定はまぁ少女漫画っぽくはないのだけれど、好きな相手に強がるとことか、相手の裸を見てきゃーきゃーなるとことかにいらつく(なんでや!)
たぶん、たかねという少女が結局一巻で出てきた、シンタローのPCに住みついたウイルスのエネだと思うのだけれど、二巻を読んでもなんでそうなるのかよく理解できない。
どうやら担任の先生の思惑のようなのだけれど。
クラスメートの遥もなんか先生の手のうちにあるような感じ。
一巻もそうだったのだけれど、ちょこちょこ違うシーンがはさまってくるのもいらつく(更年期か!)
一応意味はありそうなのだけど、読んでて混乱するからやめて欲しい(えらそう)。
たかねは遥に恋心を抱いているようだけど、遥はそれに気が付いているのかはわからない。
遥もネットゲームにハマり、コノハと名乗ってゲームをしている。
コノハとエネ、でなんか電脳世界に住むことになるんかなぁ。
まだ全然謎が解けてない。
後半になってようやく一巻で出てきたメカクシ団なるメンバーが出てくる。
能力者たちだ。
みんなで遊園地に行くという設定。
この団の中でシンタローだけが能力を持っていない…今は。
後で発動するのかな?
なんか途中で違うシーンが差し込まれるのがいらっとするけど、とりあえずまた続きは読みます。
そのシーンの意味も知りたいし。
面白いか面白くないかと聞かれたら…普通。

子供向けだからにゃ
【本映画過去記事】
☆本「愛は時空を越えて 」娘と夫を失った女性に訪れた奇跡…そして再び悪夢が…
☆本「クラッシュ・ブレイズ9ー夜の展覧会」ルゥを描いた名画が盗まれた?リィが所有権を主張し事態は混乱! ☆映画「キサラギ」亡くなったアイドルオタクの男たちが1周忌追悼会を開くのだが彼らにはみな秘密が…
\中学生ならこんな参考書も/
この記事へのコメント
確かに学園モノであり、電脳空間ものでもあるんですよねぇ。案外彼は的確な感想書けてたりするかもしれませんね(笑)
10代の子が読んでどんな感想を持ったのか興味ありますわ。
彼にストーリーを説明させても、てんで要領を得ず、学園モノなのか電脳空間のSFなのかすらわかりませんでした。