本「ここから出して!―殺人犯に監禁された少女の告白」ベルギーの少女監禁連続殺人事件の被害者の実録。

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ここから出して!―殺人犯に監禁された少女の告白」
著者 
サビーヌ・ダルデンヌ

★★★☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)

ベルギーで起こった少女監禁連続殺人事件の生存者サビーヌの実録著書。


ここから出して!―殺人犯に監禁された少女の告白 (ヴィレッジブックス)

ここから出して!―殺人犯に監禁された少女の告白 (ヴィレッジブックス)

  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2007/12/01
  • メディア: 文庫



暗くて狭くて汚い穴倉に80日間も閉じ込められ、性虐待を受けていたたった12歳のサビーヌ。

過去と向き合い決別するためにこの本を書いたそう。

確かにずっと自分の中に閉じ込めておいたらかえって清算できなさそうな気はする。
それでも、赤裸々に告白するにはとても勇気がいったことだろう。
書いていて、まざまざと辛い日々を思い出しただろうしね。

すごく凄惨なのに、淡々と書かれていて、かえってその凄まじさを感じてしまう。

犯人は再犯。模範囚として釈放されてから4人の少女を監禁殺害している。

性犯罪者は再犯が多いと言う。
刑務所に入っても数年で更正したとみなされれば釈放されてしまう。

日本でも増えてきた幼児虐待を防ぐために何ができるのか。
なんの罪もない子供達を犯罪の被害者にしてはならない。
自分より幼く小さな者しか虐げることができないなんて最低最悪、もう死刑でいいんちゃうかと思うわ。

娘を持って余計に性犯罪者に対し嫌悪感が強くなった。
性癖というものは簡単には治らないだろう。
再犯するかどうか、見抜ける装置があればいいのにね。

でも一度でもそういった犯罪を犯した者は、釈放されてもずっと監視されればいい。
あ~でも監視に人員を割くわけにもいかないか。
しかも数か月くらい監視したって意味もないし。

難しいねぇ。
それでもこういう類の犯罪とか、自分の子どもを虐待や育児放棄で殺してしまう親とか、生理的嫌悪感が半端なくこみあげてしまうわ。
人間に潜む悪というのは本当に怖い。

 

ルナ111.jpg

 

わたちも家に一生監禁されてるけど幸せにゃ
↑ほんとにそう思ってくれてたらどれほど嬉しいか(泣)

【本映画過去記事】
本「セル 下」S・キングのホラー。狂人たちの群れの中、主人公は家族を探す…果たして…
映画「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」30代独身女性、普通に生きてても悩んだり苦しんだり…。もし人生の選択を間違えたら?
本「セル 上」キングホラー。携帯電話を使っていた人々が突然狂いだした!

 

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この記事へのコメント

2016年01月05日 19:48
>ojiojiさま 自主的な監禁生活ならば憧れますけども。
自分より弱いものを狙う悪質な性犯罪者には怒りを覚えます。死刑でいいのに…と。
私も今日から仕事始めでした…。
長い休み呆けにも関わらず、案外すぐに日常に戻れるものだなぁと自分ながら不思議です。^^
にゃんこは無理やりの監禁生活…。
これがにゃんこにとって本当に幸せなのかどうか、これは考えてもわかりませんね。
エゴや自己満足に過ぎませんが、自分なりににゃんこを愛したいと思います。
2016年01月05日 19:02
ルナさまと同じく、一生監禁生活、憧れます。嗚呼、ちゃとらんになりたい。自由からの逃走、半分そうしたいです。ニャンコなら、うちのアメメのように直截にお尻を嗅ぎまわるのに、人間っていうやつは、文明というやつは、まだるっこしくて堪らん。肉食女子とか言われるように、欲望には支配・非支配、征服・隷従とかの関係が生じるからこそ快楽なのかなあとも思います。性犯罪者よ、年齢はどうでもいいから、相思相愛というか相手も幸せにしてやれよ。それが出来ないなら切断(^^;)、死刑! 欲望を肯定肥大させた現代社会、TVCMでこれでもかと欲望を刺激する現代日本、娘さんを持つ母親の気持ちは実に複雑でしょう。枯山水の東山文化の枯淡こそ日本の良さなのに。と日々の大半を枯淡の境地で過ごすようになったノルくんとojiojiです。
仕事始めの授業を終えて、菊正宗とwhite oakでトリップしかけ(^^;)m(_ _)m

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