映画「ブタがいた教室」★★★☆☆小学校で可愛がり飼っていたブタを食べるのか否か…
映画「ブタがいた教室」 2008年日本映画109分
★★★☆☆(個人評価 ★多めならおすすめ)
監督 前田 哲
出演者 妻夫木聡 大杉漣 田畑智子他
4月、6年2組の担任が子豚を教室に連れてきた。
「これからみんなで育てて最後は食べます」と宣言。
みんなは小屋を作り一生懸命ブタを育てる。
そして卒業間近になりブタをどうするかみんなで相談する。
食肉センターへ連れて行く、後輩に世話を引き継いでもらう等々いろんな案が出てそれぞれが命について必死に考える。
そして卒業寸前に6年2組が出した結論とは…。
ブタがいた教室 (2枚組初回限定版) [DVD] - 妻夫木聡, 原田美枝子, 大杉漣, 前田哲
いや~もうね、号泣するわ。
子どもたちみんなが一生懸命主張する姿が泣けて泣けて。
あれほとんどアドリブらしいやん?
子どもたちの心からの主張なんやろなと思うとさ。
余計に泣けるわけ。
動物を飼うといつか別れがやってくるけど、ブタの場合は家畜やからね。
最終食べるということもできるわけで。
飼うと情が移るから殺すなんてとてもできないもんなぁ。
名前つけてさ、世話してさ、なついてきてさ。
それを殺して食べるという選択肢はなかなかできない。
子どもたちが命に真剣に向き合うという授業というのはわかるけど、あまりにきつすぎないか??
いただきますは命を頂きますという意味を知っている子どもは少ないと思う。
毎日自分たちが食べてるものも、生きていたのだと考えることは普段ないと思う。
料理する私自身、豚肉も牛肉もただの食材だと思って買ってる。
切り分けられてパックにされてるから余計に実感はない。
でももとはブタで牛なんだよなぁ。
もし子供のころから育てたら可愛がってるやろなと思う。
究極に言えば植物だって生きてるわけだから、ほんと、命を頂いて、自分たちが生きてるんだなと。
この映画観てなんか実感したわ。
うちの娘は小4でこの映画観て「後味わるっ。この先生嫌い」とあくまでペットとしてのブタと認識してるっぽい。
飼っていたPちゃんを食べるのが反対なだけで、ブタを食べるのは大丈夫なんだって。
可哀想だと。
食べられるために生きてるなんて可哀想だと。
そうかもしれんねぇ。
でも豚肉も牛肉もおいしいよねぇ。
私は菜食主義にはなれないし。
普段考えないようにしていることを目の前に突き付けられて、多少嫌な気持ちにはなったな。
こんな可愛いブタとか子牛を美味しいと食べてるんやと自覚した。
そういう自覚を持って食べないとあかんのやろな。
私たちのために犠牲になってる家畜がいるということを知らないとあかんのかもしれん。
スーパーでパック詰めされた肉だけを食べてるからわからないことがいっぱいある。
その意味でこの映画を見てよかったとは思うけど、育てた子どもたちはきつい気がする、やっぱり。
こういう生きた授業に賛成するかどうか…。
微妙なとこです。
うちの娘にはさせたくないのが本音かも。
動物好きだからね。
犠牲の上に成り立ってる食卓やけど、現実を突きつけたくはない感じ。
過保護やけどね。
小学生を持つ親なら号泣ものの映画やと思います。
子どもと一緒に観て話し合って欲しいです。




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